【アンドレア・ピルロ】光るパスセンスと戦術眼を持つピッチの支配者
レジスタで良い選手いないかなあ?
このように思った方におすすめするのがアンドレア・ピルロです。
なぜならレジスタという言葉は彼から生まれたからです。
そんなアンドレア・ピルロを今回ご紹介いたします。
アンドレア・ピルロのプロフィール
アンドレア・ピルロのプロフィールはこちらです。
アンドレア・ピルロ 国籍:イタリア 生年月日:1979年5月19日 身長:177㎝ ポジション:MF(ミッドフィルダー)
長短のパスを得意とし、主に中盤の底でレジスタとしてプレーした選手です。
アンドレア・ピルロのプレースタイル
アンドレア・ピルロのプレースタイルはこちらです。
アンドレア・ピルロのプレースタイル ・パス成功率95%という驚異的なパス精度 ・長短織り交ぜたパスで試合の流れを作る ・フリーキックでカーブや無回転などの様々な球種を蹴れ、かつ精度が高い ・ボールを奪いに来た相手を剥がす技術が高く、ボールをキープできる
運動量やフィジカル、ボール奪取などの能力はそれほど高くありません。
しかし、それを補うだけの驚異的なパスセンスと戦術眼、テクニックを持っています。
チームの司令塔として活躍し、状況を見極めた浮き球のスルーパスで決定機をよく演出していました。
またフリーキックは芸術の域で精度が異常です。
またカーブや無回転などの球種を多く蹴れるのもピルロの特徴でした。
アンドレア・ピルロの経歴
アンドレア・ピルロの所属したクラブはこちらです。
アンドレア・ピルロの経歴 ・ブレシア ・インテル ・ACミラン ・ユベントス ・ニューヨーク・シティ
それぞれ簡単にお話します。
ブレシア
当初は地元のチームの「フレーロ」や「ボルンタス・ブレシア」というチームに所属していました。
そこで活躍が認められ、1995年にブレシアに引き抜かれセリエAデビューを果たします。
ブレシアでロベルト・バッジョと出会い、「後継者」として指名されました。
インテル
ブレシアでプレーが目に留まり、活躍も認められ1998年7月1日にインテルに移籍します。
インテルはピルロにとって憧れのチームでした。
しかし、もともとピルロはフィジカルが脆弱です。
トップ下と言うマークの集中するポジションを担う選手として信頼を得る事が出来きません。
選手層の厚いインテルではまともな出場機会も与えられませんでした。
そのため1999年にはレッジーナ、2001年には古巣のブレシアにレンタルに出されました。
古巣ブレシアでのレンタル中もバッジョがいることもあり、トップ下では活躍出来ません。
そのため中盤の底でのプレーを経験しました。
ACミラン
2001年7月1日、インテルのライバルであるACミランに完全移籍。
ACミランでもピルロのポジションのトップ下にはマヌエル・ルイ・コスタがいました。
そのため加入当初は構想外で出場機会がほとんどありません。
2001-02シーズン途中に監督にカルロ・アンチェロッティが就任するも状況は変わりません。
彼もルイ・コスタを起用し続けました。
そこでピルロは通常のトップ下のポジションではなくアンカーとしての起用を監督に直訴。
そのことが転機となり、レジスタとしての地位を確立していきます。
ポジションを確立してからACミランに大きく貢献。
セリアAの優勝やUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験。
とくに2007年はバロンドール投票で4位となるくらい活躍しました。
2011年5月18日、10年間在籍したミランを退団する事を発表。
移籍金なしの3年契約でユヴェントスFCへ移籍します。
ユベントス
アンドレア・ピルロが加入するとユベントスは早速スクデット獲得。
2002-03シーズン以来(※2005-06シーズンのタイトルはカルチョポリにより剥奪)のことでした。
しかもこの優勝は1991-92シーズンのミラン以来20季ぶり2チーム目となる無敗優勝。
もともとライバルクラブからの移籍であることや前年の不振からピルロの獲得には疑問の声が多くありました。
その声を一蹴するかのようにミラン時代の調子を取り戻し、チームに不可欠な存在となりました。
このチームの貢献が認められ、このシーズンのUEFA.comのシーズンレビューで年間最優秀選手に選ばれています。
さらに2014-15シーズンはW杯の疲労からか欠場や途中出場が多いシーズンとなります。
しかし結果的にユヴェントスの二冠とチャンピオンズリーグ準優勝に貢献しました。
ニューヨーク・シティ
2015年7月6日、MLSのニューヨーク・シティFCに移籍。
2015~2017年までプレーし、このチームで引退しました。
アンドレア・ピルロの個人的な印象
試合を見てると味方はとりあえずピルロにボールを預けているという印象でした。
それほどまでに味方がパスを出しやすいポジション取りが上手いのだと感じました。
またフリーキックやコーナーキックの精度が高いです。
ボールをセットしている時から見ている方も期待させられます。
練習していたとは思いますが、リヴァプールとのチャンピオンズリーグ決勝でコーナーキックをピルロがマルディーニに出した意表をついたパスは、寸分の狂いもなくボレーをしやすい感じでピルロの凄みをテレビ上からも感じました。
アンドレア・ピルロのまとめ
アンドレア・ピルロを簡単にまとめました。
アンドレア・ピルロのまとめ ・フィジカルや運動量、ボール奪取などの能力はそれほど高くない。 ・パスセンスが異常でパス成功率95%を誇る ・浮き球のスルーパスが得意で決定機を多く演出 ・するどい戦術眼で長短のパスで試合をコントロールできる ・ボールを奪いに来た相手を剥がす技術があり、ボールをキープできる